要件定義 月額制のWeb制作・運用
新規にWebサイトやホームページを制作するだけでなく既存のWebサイトをリニューアルする際にも要件定義は必要です。
要件定義が無いまま制作に入れば完成後に「こんなページが欲しかった。」「思っているのと違う」と手戻りが発生する可能性も高くご要望を実際のページに反映するためにも要件定義として情報をまとめることをおすすめしています。
要件定義とは
要件定義はシステム開発やWeb制作において開発や制作に入る前に最初に必要な要件を定義することを言います。
一般的に何かしらの問題を抱えている状態で問題を解決するための手段としてシステムやWebサイト、ホームページが求められ、逆に言えばシステムやWebサイトが無くとも問題が解決するのであれば開発する必要が無いとも言えます。
あくまでも問題を解決するための手段としてシステムやWebサイトが存在する前提で下記の様な項目を定義していきます。
「現状どのような問題を抱えているのか」
「システムやWebサイトでどう解決したいのか、求めている役割は何か」
「役割を満たすにはどのような機能やページが必要か」
「全体のスケジュール」
「機能単位の優先順位」
実際にはシステムやWebサイトを使用するユーザーを想定してUML(統一モデリング言語)を使用したりDB(データベース)の構造を決めるER図を使用します。
要件定義を実施した後に初めて設計や実装に移ります。

なぜ要件定義が必要?
要件定義と言うとシステム開発の分野でWebサイトやホームページの制作では必要ないのでは?と思われがちですが
制作してお終いではなく日々の改善が求められるからこそ後から機能改修、ページ追加をした際に無理が生じない様な要件定義・設計が必要になります。
また要件定義が無いままWebサイトやホームページの制作が進むとどうなるでしょうか?
それは設計図のないまま手当たり次第制作を進めるようなものです。
Webサイトやホームページにとって必要な情報を事前に洗い出せておらず制作した後に「これも必要、あれも必要だった。」と追加事項が出てその結果つぎはぎだらけのWebサイトが完成することも。
お客様のご要望と開発者の認識齟齬を無くすためにもより良いものを作り上げるためにも「どんなページが必要で動線はどうなっているか、この機能はこうなっていて...」と頭の中にある情報の整理が必要です。
要件定義があることでページの漏れや機能の漏れを最小限に抑えることが出来、効率よく制作出来るだけでなく要件定義することで初めて「必要なページ、足りないページ」が見えてきます。
問題解決のための手段を見える化してシステムやWebサイトとして具現化する際に要件定義から入ることが一般的となります。
要件定義の進め方
Webサイトやホームページに求めることは業種やページの目的により異なります。
BtoB、BtoC向けのサイトやコーポレートサイト、採用サイトではそれぞれ目的が異なって当たり前で最終的な目的やご要望をお客様にヒヤリングしながら逆算してサイト全体の要件を定義いたします。
一般的に各サイトでセオリーと呼ばれているものは存在いたします。
「BtoBサイトではコンバージョン率を高めるためにTOPページにもお問い合わせボタンは必須」
「採用サイトでは求職者が企業のことを理解しやすい様に1日の流れや募集要項を設置する」
セオリーはありますが、実際には各業種毎やお客様のご状況により必要な機能やページは異なります。
「実績や事例ページはBtoBサイトでは必須に近いが、立ち上げたばかりで事例を集めることが困難」
「採用サイトにコンセプトは必須だが、そもそもコンセプトを考えずに今まで経営を行ってきた」
Partnersではお客様にヒアリングをしながらセオリーに当てはめることはせずに柔軟にカスタマイズを実施いたします。
本当に必要な機能やページは何か?必要と思われるが、実現が厳しい場合の代替案は?など1つ1つ確認しながら
理想を押し付けることはせずにお客様と一緒になって要件定義を進めていきます。
要件定義のメリット
要件定義には様々なメリットがあり主に下記の様なものがあります。
「Webサイト・ホームページ自体の目的がはっきりする」
「必要・不必要なページの洗い出しが行える」
「完成までの工数を見積もれる」
「お客様・開発者双方にとって共有の目的が見える」
Webサイト・ホームページ自体の目的がはっきりする
Webサイトやホームページは「なんとなく制作」してはなかなか思うような結果が得られません。
なぜ制作するのか?目的をはっきりさせてこそ納得の出来るサイトに近づきます。
要件定義を行う過程で、そもそもなぜwebサイトやホームページの新規制作やリニューアルを行うのか目的がはっきりとすることが要件定義のメリットとも言えます。
必要・不必要なページの洗い出しが行える
要件定義の過程で目的がはっきりと定まることにより必要・不必要なページが見えてきます。
実際に商品やサービスをご購入頂けるお客様を想定してペルソナを設定してその上でカスタマージャーニーマップとして表すことで今までは想定していなかったページの必要性や逆にサイト構造が複雑になるからこそ不必要となるページも出てきます。
要件定義を経ていない状態で制作を進めると後から手戻りや制作会社様によっては追加料金での対応となる場合もあるため
何が必要で不必要かをはっきりと定める必要があります。
またこの段階でお客様の頭の中にあった構想やご要望も具体化することが出来るため
お客様自身にとって考えの整理になることも多々あります。
完成までの工数を見積もれる
要件定義をすることで目的と必要・不必要な機能やページが洗い出されることで大まかな工数を見積もることが出来ます。
「このページは更新機能が必要なのでDBの設計も必要となる。」
「ここはアニメーションを使用する必要がある。」
この段階になって当初想定しているスケジュールに間に合うのか、またスケジュールがマストにも関わらず工数オーバーする場合には機能やページを最小限にして追加での制作にするか等の検討が出来ます。
要件定義を経ていない場合にはそもそも何ページ必要でどんな機能が必要かも曖昧となるため全体の工数自体が産出出来ない可能性もあり、スケジュールがマストであればあるほど要件定義に時間をかけることで手戻りがないだけでなくスケジュール管理も可能となります。
お客様・開発者双方にとって共有の目的が見える
要件定義をすることで何をどのようにいつまでに制作するか全体像が見えてきます。
全体像が見えない中での制作ではお客様にとっては今どの段階にいてあとどれくらいで完成なのかがはっきりとせずに不安となりえます。
開発者にとっても本当に今のままで良いのか、制作してみたら不都合が生じたが本当にお客様のご要望にお答え出来ているのかが見えません。
より良いWebサイト・ホームページ制作には要件定義が欠かせません。
制作に関わる全ての方にとって共有の目的を見える化することが出来るのも要件定義のメリットの1つです。
Partnersの要件定義
Partnersの要件定義では下記のことを気を付けながら進めてまいります。
「専門用語に逃げずに分かりやすくご説明する」
「お客様のご状況に適した要件定義とする」
「問題が解決出来ない時には代替案でお答えする」
「技術や細部にこだわりすぎない」
「月額制だからこその柔軟な対応」
専門用語に逃げずに分かりやすくご説明する
Web制作の要件定義はマーケティングやシステム開発も絡んで来ることもありますが
なるべく専門用語を使うのではなく誰にっても分かりやすくご説明することを心掛けております。
お客様と開発者双方が理解して納得した要件定義でなくては意味がないため納得頂けるまでとことんお付き合いいたします。
お客様のご状況に適した要件定義とする
BtoC、BtoBやサイトの種類によってはこうすべきと言ったセオリーやテンプレートが存在します。
但しセオリーやテンプレートが効果的かどうかはお客様の業種やご状況によって異なりますので
時にはセオリーに反することもお客様にとって必要であり効果的であれば実施することもあります。
Partnersは初めてWeb制作に取り組むお客様でもなるべくご負担のかからない方法で制作を進めることを心掛けており
ご状況に応じた要件定義を進めてまいります。
問題が解決出来ない時には代替案でお答えする
頂いたご要望によってはシステム要件や諸々の事情により実現出来ない可能性も御座います。
そういった状況でも代替案をお出しすることで目的を達成する様に尽力いたします。
「出来ない」で終わらせずに問題解決のため知恵を絞ります。
技術や細部にこだわりすぎない
Webサイトやホームページはあくまでも目的ありきです。
技術や細部にこだわるあまりに目的を見失うことがない様に技術はあくまでも目的達成のための1つの手段であることを忘れずに要件定義を進めます。
月額制だからこその柔軟な対応
Webサイトは時代と共に変化するため運用後に必ず改善点が見つかり都度改修が必要となります。
またどんなに詳細に要件を定義しても漏れが発生することもあります。
Partnersは月額制で制作してお終いにしないからこそお客様のご負担を下げ柔軟に対応してまいります。
サービスメニュー
要件定義・設計
制作
運用・更新
IT支援

